株式会社Agoop

経済復興支援分析レポート1_観光分析

2022.3.24掲載

はじめに

当社は、人流解析ノウハウを活かしたレポートを公開することで経済復興を支援してまいります。人流変化の実態に即した施策の企画・運用を可能にする裏付けデータとしてご活用ください。このレポートでは、長引く新型コロナ感染症対策の影響により、厳しい状況にある観光業に関わる分析結果をご説明します。

考察

コロナ禍における観光地の流入状況は、エリアによって異なる結果となりました。緊急事態宣言の規制が解除された2021年11月でみると、感染拡大前に比べ京都嵐山の人出はほぼ回復し、東京浅草や沖縄那覇空港も回復傾向となっていましたが、再び感染拡大により減少傾向となりました。特に、飛行機や船移動となる沖縄は、新型コロナ感染拡大後、長期にわたり県外流入が停滞していることがわかります。

観光地の人流分析

このグラフは、東京都外から浅草エリアへの流入推移です。2019年1月から2022年1月までの休日12時台平均を月別で比較しています。

新型コロナウイルスの影響を受けていない2019年は2万人ほどの人出がありましたが、1回目の緊急事態宣言が発令された4月5月で大きく人出が減り、その後GoToトラベルにより少し回復しました。2021年は緊急事態宣言やまん延防止措置などの規制により再度減少傾向となり、4回目緊急事態宣言明けは徐々に回復傾向でしたが、再びの感染拡大により2022年1月はまん延防止措置が発令され、再度流入が減少していることがわかります。

続いて、居住地別平均人口の比較です。

左の図は2019年11月と2021年11月を比較した人口増減マップです。赤枠が対象の浅草エリアです。メッシュ別に人出の増えている場所を赤色、減っている場所を青色で示しており、枠内の数字は飲食店の数を表しています。

また、右のグラフは居住地別の平均人口比較を行なっており、2019年、2020年、2021年の11月をみてみると、昨年よりは回復している様子が伺えますが、2019年に比べ83%程度の回復状況であり、東京都外からの流入は戻りきっていないことがわかります。

嵐山エリアは、元々季節変動のあるエリアとなり、毎年秋の行楽シーズンは人が増える傾向となります。秋の行楽シーズンにおいては、人出がコロナ前の水準まで回復していることがわかります。

続いて、居住地別平均人口の比較です。

嵐山エリアの2022年11月はほぼ回復している状況であり、東京浅草エリアに比べ他県からの流入があまり減少していないことがわかります。

最後に沖縄県の玄関口、那覇空港です。

沖縄への移動は、飛行機や船を利用するため人出の回復状況が鈍く、新型コロナウイルス感染拡大後、長期にわたり県外からの流入が停滞していることがわかります。2021年11月に回復の兆しがありましたが、12月の感染拡大と、2022年1月のまん延防止措置により再度大きく減少していることがわかります。

また、居住地別平均人口の比較で見てみると、2021年に比べて回復傾向であることが見受けられますが、再びの感染拡大により人出は減少しているため、観光業は厳しい状況であると思われます。

最後に

このように、長引く新型コロナウイルス感染拡⼤の影響により、観光地の人出は減少しており、人出の回復状況はエリアによって異なることがわかります。こういった最新の状況を適切に捉え、これからの予測、意思決定をしていくために、さまざまなデータと組み合わせて人流データを活用いただけますと幸いです。

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使用したデータ
・平均人口・・・メッシュ型流動人流データ 2019年/2020年/2021年
・飲食店数・・・POIデータ(施設や建物の位置を表すデータ) 2021年6月版

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